東京精密管では高品質な製品をご提供するため、厳しい検査体制を整えております。
一般的なJIS規格に準ずる検査他、各国・各種規格に準ずる検査も実施可能です。
一般検査
-
1外観、寸法検査
対象AP管BA管
- 長さ、外径、肉厚または内径の計測
- 厳格に管理され、定期校正を受けたマイクロメーターや巻尺、ノギスを使って計測します。
- 目視による外観検査
- 資格を持ったベテラン検査員が、パイプ全数を隈なくチェックします。
-
2鋼種判定
対象AP管BA管
- 携帯型蛍光X線分析装置による鋼種判定
- 400種類以上の鋼種を判定可能な装置を使用しています。
-
3渦電流探傷試験
対象AP管BA管
- 規格、又は顧客要求事項に準ずる全数合否判定
- 電磁石でパイプ周辺に磁界を作ると、パイプに渦電流が発生します。キズがあった場合、渦電流の流れ方が変わり磁界も変化します。その変化を検出することにより自動でキズの検出を行ないます。
-
4機械的性質試験
対象AP管BA管
- 各規格に準ずる引張強さ、耐力、伸び、硬さ等の機械的性質試験
-
パイプに破断するまで張力をかけ、機械的性質を測定します。
硬さ測定は微小硬度測定機を使用します。
追加試験
-
1浸透探傷試験
対象BA管
- 透液、現像剤を使用した開口キズ確認
- パイプ表面に浸透液を塗り、キズ内部に液を浸透させます。浸透液を除去した後に現像剤を塗布すると、キズ内部に残った浸透液が滲み出て拡大され、微小なキズも検出できます。
-
2水圧試験
対象AP管BA管
- 顧客要求事項に準ずる耐圧試験
- パイプ内に充満させた水に規定の圧力を加えて保持し、パイプが破損しないことを確認します。
-
3粗さ測定
対象BA管
- 粗さ測定装置による内外面粗度測定
- パイプの表面の粗さ(微小な凹凸)が指定の数値か、表面粗さ測定機で検査します。
-
4腐食試験
対象AP管BA管
- 粒界腐食割れが無いことを確認
- 鋭敏化熱処理を行った後、沸騰した硫酸-硫酸銅水溶液に規定時間浸漬し、その後曲げ試験を行い割れが無いか確認します。
-
5真円度測定
対象AP管BA管
- 顧客要求事項に準ずる真円度測定
- 真円度公差が指定された製品を、真円度測定装置で検査します。
-
6その他
- 新製品、新工法の開発
- SEM(走査電子顕微鏡)、EDX(X線分析装置)を導入し、新製品、新工法の開発に取り組んでいます。